Windows高速スタートアップは無効したほうがいい理由
投稿日:2024年1月31日(水)更新日:2024年11月23日(土)
結論
トラブルが発生した場合、対処するのがめんどくさいから
高速スタートアップのシャットダウンは完全のシャットダウンじゃない
通常の起動
- 電源をONにする
- BIOS&ファームウェアの読み込み
- OSのカーネル初期読み込み
- デバイス&システム読み込み
- Windowsサービス読み込み
スタートアップの起動
- 電源をONにする
- BIOS&ファームウェアの読み込み
- 前回シャットダウン時に成功したデバイス周りのキャッシュを読み込み
正体
Windows高速スタートアップはPCを起動するときに一番時間かかるのはデバイス周りの読み込みです。
起動するときに正常に使えるように確認作業が必要です。
このドライバー周りの読み込みで起動に時間が掛かります。
そこで高速スタートアップは、シャットダウンするときにhiberfil.sys
ファイルに書き込みます。
次回起動するときにキャッシュhiberfil.sys
を読み込むことでデバイス確認する時間を短縮する方法を使っています。
そしてカーネルとデバイスは完全停止ではなく休止状態にして電源をOFFにします。
これがWindowsを高速起動できる仕組みです。
問題点
高速スタートアップの問題点は、まずBIOS画面に入れない問題があります。
メーカーによって異なりますが、F2キーを押せば入れますが、高速スタートアップだとデバイスが休止状態なのでBIOS画面に入ることができません。
後は、さっき言いました完全なシャットダウンではないところです。
Windowsは長期的な起動することは想定されていないため(Windows Serverは除く)不安定になりやすい傾向があります。
ハードウェアを交換する場合、起動時にドライバーが異なるのでエラーの元になる
高速スタートアップが有効なのか一番わかりやすいのはタスクマネージャーを起動して「パフォーマンス」CPU欄の一番下の項目に「稼働時間」というのがあります。
高速スタートアップが有効だとPCをシャットダウンしても稼働時間がリセットさせません。
無効にする
- 高速スタートアップをチェックボックスを外す
- コマンドで無効にする(正確には休止状態を無効にする)
無効(管理者権限)
有効(管理者権限)
最後に
個人的に高速スタートアップアップは今の時代SSDが主流なのでそこまで効果はない。
そこまでするなら少し起動に時間かかってもしっかり確認して安心して起動できるようにしたほうがいい。
後はシャットダウンする時にhiberfil.sys
に書き込むため寿命縮めないように意味も含めて無効にしても良い。(ただし自己責任でお願いします)