左上に出てくる緑矢印の正体

投稿日:2024年4月19日(金)
更新日:2024年7月19日(金)

初めに

パソコンで作業していると一度は見たとこあるこの左上に出てくる緑矢印
とってもうざい機能ですが、そもそも何のための機能なのかそれを紹介する記事です。

発生する条件

IMEモードが全角モード(右下に『あ』と表示)の状態でデスクトップにフォーカスしているとこれが表示されます。
これが表示されているときは、デスクトップのファイルを検索している状態になっています。

機能について

これはデスクトップにフォーカスされているときに表示される補完文字列機能でバグではないのです。
万が一マウスの操作ができなくなった時の対処方法としてキーボードのみでファイルを操作できるように実装されています。
日本語に限らず文字の変換作業が必要な文字コードはどこでも発生します。
だだし英語と数字(半角)の場合は、文字列検索するときにアルファベット入れるだけで特定のファイルにフォーカスできます。(変換する必要ないから)
例えば、マウスを使わずに「ごみ箱」を一発でフォーカスするときは「go」とローマ字で打って変換してエンターキーを押すとごみ箱にフォーカスされます。その状態でもう一度エンターキーを押すとごみ箱の中身が表示されます。 一方英語の場合は、「Recycle Bin」なのでRと打つだけでフォーカスされます。(複数名前が存在する場合は、連続でRecycleと打てばゴミ箱にフォーカスされます)

回避する方法

デフォルトの入力言語を英語に設定することで回避できます。
いや、レジストリで変更する方法はないのかと言われそうなので先に言っておきますと、そもそもこれが発生するのはMicrosoft IME の中で実装されている機能であってWindowsのシステムではないです。要するに組み込みソフトの問題です。
この機能を変更しようとするとなると日本語パッケージ(IME)の中身を改造する他ないです。
そこまでしてやるのはハードルが高すぎるので、言語設定英語をインストールし、Ctrl+Spaceで言語できるように変更するのが一番無難です。

最後に

この問題が発生しているのは日本語だけはなく韓国語、中国語それ以外で 1文字で検索できない(変換する必要がある) 国はすべてこの挙動になります。
私が調べた限りではこの機能を無効化する方法はありませんでした。(この問題を質問しているのは日本語以外の国でも見られます)
なので一番現実的なやり方として言語を英語に変更できるようにするという方法が落ち着ているというのが現状です。
というか公式のコミュニティで回答結果がこれになっています。(それ以外のニッチなサイトでもこれしかない)

そもそもこれが発生しないようにするには全角モードなったら簡単に戻せるようにするのが一番早い気がします。
自分の場合は、無変換キーでIMEをオフにして半角に戻せるようにしています。